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ゆきげしょう

神奈川県横須賀市で開業している司法書士・行政書士事務所しらゆきリーガルフロンティア 所長によるブログです。

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パンドラ

皆様こんにちは。
司法書士の有本です。


ゴールデンウィークですね。
しらゆきリーガルフロンティアは、連休も休まずに営業いたします。

皆様はどこかへお出かけの予定はありますか?
どうか気を付けて、そして充実した休日をお過ごしください。


さて突然ですが、皆様は日記をつけたことはありますか。
又は、つけていらっしゃいますか。

かくいう私は、学生の頃から日記をつける習慣があります。

私は日記を書くのが好きです。
毎日は書きません。
気がついたとき、書きたくなったときに、思い立ってペンをとるのです。

日記は悩みを打ち明けられる場であり、弱音を吐ける場であり、真実を告げても誰も傷つかない場であり、本音を言える相手であり、秘めたる夢を語れる場であり、決意を再確認し折れそうな心を立ち直らせる場でもあります。

つらいことがあった時、やりきれない思いを胸にしまわなければならない時も、日記は静かに文字を刻んでくれます。
罫線に並ぶ字は書きなぐったようなものもあれば、整然と慎重にペンを走らせたものもあり、あとから読み返すと感情の起伏、心のさざなみ、気持ちの揺れ幅を感じることができます。
行間や文字の大きさ、筆圧でさえも、一度として同じものはないのです。
これがブログとの違いです。

私が日記をつける理由。
それは、最初はきっと「記録」でした。

時間の流れは薄情です。
人の記憶は、時間の経過と共に薄れます。
例えそれが、このことは生涯忘れないと心に固く誓ったことであったとしても。

百歩譲って、私たち人間の、何十兆もの細胞からなるこの体は、細胞の死滅と再生を繰り返して鮮度を保っており、数か月から数年で全細胞が総入れ替えになり、人格は同じでも器は理論的には全く別の物質になっているのだから、古い記憶もまた「鮮度を保つ」ために忘れられていくのは仕方のないことなのだとしても、それでも、私は納得がいかなかったのです。
その時の私がひどく辛いことに胸を痛めたり、生きてて良かったと思えるくらいのことに出会ったり、生きるために引き裂かれる思いで大切なものを捨てたり、そうした記憶を自分自身が忘れてしまっては、過去の自分に対してものすごく失礼なことをしているような気がしました。
一体何のために、その瞬間があったのだと。
誰かが覚えていてあげなくては、全く救いがないではないかと。
あんまりだと。

だから、私は「記録」することにしたのです。
最初は、そんなことから始まったのだと思います。


しだいに日記は、冒頭に書いたような、「普段は表に出さない、(自分でもときどき目をそむけたくなるような)自分の中の感情」に向き合う場になっていきました。

自分の中でどう処理しても折り合いがつきそうにないことや、考えすぎて頭から煙が出そうなことがあるとき、ノートを開き、ありったけのことを思いつくままに、時には冷静に整理して分析しながら書き綴ります。
そして書き終わってノートを閉じると、たいていのことは「決着」します。
一時でも自分の感情と向き合う。これだけでほとんどのことはカタがついて、次のステップに進めるようになります。

有本って、暗いヤツ!
そう思われるかもしれませんね。

ある人にとって、それが仲間と一晩中飲み明かすことであったり、親友に慰められながら思いっきり泣くことであったり、買い物をして散財してスカッとすることであったり、一人旅に出ることであったり、お気に入りの音楽を聴くことであったりするように、私にとっては日記が、私を次のステップに進めるための「通過儀礼」なのです。


日記は、1日おきに書かれていることもあれば、半年以上間があくこともあります。
これは6年前からつけているもので、新潟に住んでいた頃、雑貨屋でヴィーナスの表紙が気にいって買ったものでした。
(つい3週間前、最後のページまで書いたので、今は別のノートを使っています。)

130429_173034.jpg


かつては、このノートと全く同じノートが、私の日記としてこの世にもう一冊存在しました。
そこには、実家を離れ新潟市に一人暮らしをするようになったところから始まり、横須賀に来て司法書士試験の受験を始める前までの私、つまり18歳から22歳までの私の日々の記憶が綴ってありました。

事情があって、いまはもうありません。

私には、日記にまつわる苦い思い出があります。
少し前まで、思い出すことすら嫌な出来事でした。

今では、やっと笑い話にできるようになりました。
時間は薄情ですが、時間はこうしたことにはてきめんに効果を発揮する特効薬のようです。

そのくだんの苦い思い出をこの後書こうと思いましたが、長くなりそうなのでまた次回にしておきましょう。
毎度のことながら、たいした話ではないので、「乞うそこそこのご期待!」というところです。
カンのするどい方は、ブログタイトルからだいたい想像できていしまいますよね。



最後に、この日記で、私が落ち込んだ時、人生で立ち止まった時、目標を見失った時、大事な決断をする時に、読み返すページがあります。
ゆきげしょう読者様限定で、特別に公開しちゃいましょう。
ユーキャンのボールペン字講座を習う前なので、字が汚いです。
今は多少ましな字を書きます。



さてひとつは、平成19年6月30日、司法書士試験の前夜に、試験会場そばのホテルで寝る前に書いたページ。


 『私は運命なんて信じない。
  神様もいない。
  自分が今までやってきたことの結果のみが明日、私のものとなる。
  自分の手で、つかむんだ。
  未来は、自分で決める。
  この辛かった15ヶ月が、明日、完結する。
  私は必ず・・・!                       』


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合格にむけてなりふりかまわずひたすら勉強し続けた15か月間を終え、この夜、私は私の人生のすべてを背負っていました。
全てをなげうってでも手に入れたいもののために、できることは全部やってきました。それで叶わないのなら、私はそれまでの人生だったということ。もし叶わないなら、死んでもかまわない。
大袈裟かもしれないですが、本当にそんな気持ちでした。

このページは、心が折れそうな時、支えが欲しい時、自分を信じられなくなりそうな時に読むと、勇気が出ます。



もうひとつは、このノートの1頁目です。

moblog_d47926ab.jpg


『 失くしたものがどこにいったのか探すのはもう、やめたんだ。
  本当に必要なものなら、きっとどこかでまた必ず巡り合う。
  もう一度出会ったその時は、二度と離さぬよう、失くさぬよう・・・ 』




つい最近、同旨のことを、とある方から言われました。
きっと、私を励ましてくださったのだと思います。ありがとうございます。

私は、このとおり大丈夫です。
辛くてもお腹はすくし、生きていれば細胞はどんどん入れ替わり、新しい自分に生まれ変わります。
ありがとう。



それではまた次回。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。有本でした。


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*Comment

やはり「凄い」と思います 

おはようございます

自身で決めた目標に向かってひたすら努力する姿勢は凄いですね。悲壮感さえ漂っていそうな感じがします。資格試験を受けるなら、それくらいに自分を追い込まなければならないものかも知れませんね。

私の場合、たかが宅建試験でしたが、宅建講座の教室の仲間からは「最後のほうになると声が掛けられなかったくらいだったよ」と言われました。だからでしょうか、その教室の生徒20人あまりのうちで合格したのは私だけでした(おいおい)

一般合格率が12.9%なのに、その教室の合格率は4%程度で、なんか変ではありますが、そうなったワケは「必死度の違い」だと思います。「今年こそ」と言いつつ毎年受からない人は、言葉とは裏腹に甘さがあるんでしょうね。私は、どんな試験も、普通の頭の人が普通に努力して受からないハズがない、と思っています。受からない人、努力しているようなフリをしていてどこかで手抜きしている、と思っています。

な~んてね、人のことだと厳しく言いますが^_^;

そうそう、私は、日記・・・、何度か買い求めましたが常に三日坊主でした。今はブログが日記代わりのようになっています。

それにしても・・・、有本って、暗いヤツ!(*^^)v
  • posted by poohpapa 
  • URL 
  • 2013.04/30 05:48分 
  • [Edit]

Poohpapaさんへ 

こんばんは。
いつもコメントいただいてありがとうございます。

>私は、どんな試験も、普通の頭の人が普通に努力して受からないハズがない、と思っています。受からない人、努力しているようなフリをしていてどこかで手抜きしている、と思っています。


おっしゃる通りだと思います。

人間誰でも死ぬ気でやれば、何とかなるものですよね。
ところがだいたいの方は時間の制約や家族の問題、仕事の都合などで、必死にやれる環境がないというのが問題ですよね。

司法書士試験も、一握りの天才ではなく努力した凡人が受かる試験と言われています。ひたすら基本だけをコツコツやっていれば、十分なんですよね。

宅建は苦労されたんですね。
暗記が多いですよね宅建は。私も21か22のときにとったのですが、第一種低層住居地域にはこういう建物は建たない、とか、●●メートル以上の建物にはエレベーターを設置しなければならないとか、けんぺい率だとか北側斜線だとか、半泣きで暗記していました。

Poohpapaさんのブログは本当におもいしろいですよね。
読んでいてためになるし、辛口の記事もしっかり筋がとおっているので読んでいてスッキリします。

私も見習わなければ^^;
  • posted by 有本 
  • URL 
  • 2013.04/30 20:32分 
  • [Edit]

すみません、質問です 

あの・・・・・、先生は宅建、取られていたんですか?

だとしたら、偉そうなことを言ってたいへん失礼致しましたm(_)m

取引主任者の資格を取っていたのに不動産の道に進まず更に上を目指してたなんて、やはり凄い上昇志向ですね。
  • posted by poohpapa 
  • URL 
  • 2013.04/30 21:47分 
  • [Edit]

ふたたび出遅れました。申し訳ありません。 

お世話になります。
私は日記というものは書いたことがありません。
もともと面倒くさがる性格のためだと思います。
少しは先生を見習って精進しなければいけませんね。
資格試験といえばだいぶ昔のことで忘却の彼方になっていますが、今思えば、土地家屋調査士をとれば、
面白かったかもしれないと思っております。
まあ調査士は持っていないほうが、他の調査士さんとのつながりが持てるからよいという考えもありますので、一概には言えませんが。
どうしても調査士試験は数学的要素があるものですから、苦手の方は結構いるようですね。私もそうです。
今回の先生のお考えはご立派すぎて、手の届かない
雲の上の存在のように感じるのは私だけでしょうか。
まだお若いですから上昇志向でもちろんよろしいとは
おもいますが。
私ももう一度若くなりたいです。
  • posted by 高橋 
  • URL 
  • 2013.04/30 22:42分 
  • [Edit]

Poohpapaさんへ 

あれ、言っていませんでしたっけ(^^;)
宅建は、まだ前の仕事をしていたときに、実はとっていました。
お客さんに「合格したら、欲しいもの何でも買ってあげる♪」と言われ、若い私は欲に目がくらんでしまったのです。
そんな不実な理由から取得した資格でしたので、不動産の道はあまりピンとこなかったですね。
今思うと、司法書士より不動産業のほうが儲かると思いますので、それはそれでアリだったかな、とも思いますが(^^)
  • posted by 有本 
  • URL 
  • 2013.05/01 15:34分 
  • [Edit]

高橋先生へ 

こんにちは。

土地家屋調査士、私も同じ理由で断念しました。理数系が苦手だと難しいですよね。私も文系です。

でも先生のおっしゃるとおり、自分のできないことを誰かにやってもらうと、人間関係が広がりますよね。助け合うことで信頼関係が広がり、結果自分に返ってきたり。
何でも自分ひとりでできればいいってわけでもないと思います。(でも土地家屋調査士の資格は欲しいですが・・・)

私の考えは、立派だとはちっとも思いませんよ。普通です。
皆さんと同じように、一生懸命生きてるだけです(^^)

  • posted by 有本 
  • URL 
  • 2013.05/01 15:56分 
  • [Edit]

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プロフィール

司法書士 有本親子

Author:司法書士 有本親子
【事務所】
公式HP  http://www.i-shirayuki.net/
横須賀市米が浜通1-1-5
横須賀中央ダイカンプラザシティⅠ 1F
(ろうきんの目の前のマンション1階です。)
電話番号046-828-5712
FAX 046-828-5713
横須賀中央駅東口より徒歩5分
土日祝日も営業いたしております。


【経歴】
昭和58年新潟県の田舎で生まれる。
平成16年、18歳で神奈川に上京。
平成19年司法書士試験合格。
平成21年行政書士試験合格。
平成22年3月8日司法書士・行政書士事務所しらゆきリーガルフロンティアを開設しました。

【わたくしごと】
特技:折り紙
好きなこと:寝ること、食べること、読書と手紙を書くこと
苦手なこと:水泳と徹夜
行ってみたい場所:猿島、日光
好きな食べ物:からすみ、ピータン、あんきも、萩の月
嫌いな食べ物:ホヤ貝
好きな飲み物:お酒
嫌いな飲み物:甘酒
最近気になること:体重

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